印鑑センター
毎月、厳しいノルマを達成できるだろうか?一人で営業するようになったとき、お客様にわからないことを聞かれたらどうしよう?そもそも自分に営業が続けられるのか?そのような気持ちは私にもよくわかります。
私もはじめて会社に就職し、営業部門に配置されたとき、同じ不安を抱えていたからです。
安心してください。
営業は、そんなにむずかしい仕事ではありません。
まじめにコツコツと努力すれば、だれでも成果を出すことができます。
それだけではありません。
営業という仕事は、ほんとうにやりがいのある、クリエイティブな、おもしろい仕事なのです。
いろいろな会社のいろいろな人との出会いのなかから、すばらしい人脈を築くチャンスがあります。
現場でお客様の反応を直接みることができます。
成績は目にみえますから、正当な評価を受けられます。
えこひいきされにくい職種なのです。
実際、優秀な営業マンには起業する人も多いですし、会社の社長にも営業出身者が多くいます。
将来の成功のためには熱心に働くということが欠かせません。
それも、若いうちから仕事に必要な知識やノウハウ、経験を貧欲に吸収することが大切です。
「新人だから」と甘えないで、明日からがむしゃらに頑張ってください。
新卒のときに、純粋に「営業をやりたい」と思って営業部門に配属になった人は、私のことでしょうし、なかには若いうちに営業を経験したほうが長いサラリーマン生活で役に立つから、というキャリア設計が理由という人もいることでしょう。
中途採用になると、営業を希望しなければ就職しにくい状況だった、という人が少なからず存在します。
マイナスイメージを払抵しよう営業は、とくに新卒社員には不人気職種の代表格のようになっていますが、どのような会社でも営業の仕事をする人は必ず存在します。
営業部門のない会社を探すほうがむずかしいでしょう。
営業中心の会社になると、営業部門の社員割合が3〜5割という会社もザラにあります。
希望者は少ないにもかかわらず、実際に働く人の数がとても多いのが「営業」という仕事なのです。
営業部門に所属した人の多くは、次のような不安を抱くことでしょう。
新卒社員がこうした不安な気持ちをもつことは仕方ないかもしれませんが、ここで私ははっきり申し上げておきます。
マイナスイメージを背負って、毎日仕事を行なうことほど不幸なことはありません。
ですから、この本を手にしたみなさんには、まず、このようなマイナスイメージを払拭してもらいたいと思います。
実際に営業は、マイナスイメージをもつような仕事ではありません。
それどころか、仕事人としての基礎体力をつくる最も重要な仕事です。
営業は、努力に忠実に比例して成果が「みえる」仕事です。
きちんと取り組みさえすれば「営業センス」など必要ありません。
だれでも「できる」仕事なのです。
できるレベルまで貪欲に知識を吸収するということなのです。
と営業知識量を増やすことに努力すれば、営業結果は必ずついてきます。
スポーツでたとえるとわかりやすいのですが、イチ口−選手や松井選手のように「大リーグでバリバリ活躍する」には、さすがにセンス抜群かつ練習好きでなければならないでしようが、「いま所層しているチームでレギュラーになる」レベルであれば、なまじっかセンスにおぼれて練習熱心でない選手よりも、センスがないからこそ猛特訓に精を出す選手のほうが報われる可能性は高いといえます。
練習を経たあとでみなさんが気づくのは、「いつの間にか営業力が向上している自分」です。
営業量と営業知識量を増やすことによって、みなさんがはじめになんとなく抱くマイナスイメージは、いつしか払拭されているはずです。
そのためには、せっかく営業部門に配属された喜びを感じこそすれ、決してイヤイヤ仕事をしないことです。
社会人としてのスタートダッシュはとても大切です。
あなたは、せっかく入社した会社で、営業という仕事に挑戦する権利を与えられたのですから、その意義を感じ、精一杯仕事に取り組んでください。
最も大切なスキルアップの時代をサボって適当に過ごしてしまうと、そのリズムはあなたに刻み込まれ、一生をそのペースで過ごすことになります。
私はそのような人を数多くみてきました。
新卒時代の能力差はそんなになかったはずです。
このスキルアップの時代に、いかに「働くリズム」をつけるか、という部分の差だけなのです。
そういう意味においては、いろいろな失敗を重ねて初代になってようやく気づき、仕事の態度をあらためる人もたまにいますが、一度ついてしまった「働くリズム」は、そう簡単には蛮更できません。
そのやり直す努力は、相当にタフなものが必要です。
初代からは、いよいよスキルアップの時代につくり上げた「働くリズム」をもとにレベルアップを図っていくことになります。
つまり「人生リズム」を仕上げていく時代です。
会社のなかでは、すでに中堅どころとして重要な仕事、重要なポジションを任されるようになり、自分のステータスについて考えるようになります。
パリ働いて、社長をめざすぞ」「いままで磨き上げてきた実力を、もっと違う業界で試しどの考え方も、その人にとっては正しいものだと思います。
結果の良し悪しで後悔することもあるでしょうが、それは結果論であって、そのときそのときに精一杯の判断をすることが大切なのです。
ただ1ついえることは、このレベルアップの時代は、そういった判断の連続の時代でもあるということです。
「人生リズム」は、判断の積み重ねでつくられていくものなのです。
自分のいままでの軌跡に対して、その人生の果実を目一杯実らせる時代ともいえます。
工ンプロイアビリティ向上のために働く時代、これがレベルアップの時代なのです。
第一線を退くまでに築いてきた人脈、専門性、見識などの総仕上げをするときです。
充実したプライベートライフの総仕上げのときでもあります。
スキルアップの時代でどのような仕事リズムをつかんだか、レベルアップの時代でどのような人生リズムを構築したかということで、そのほとんどが決まってしまうもの、といえるのかもしれません。
果物の果実は、どのような場所で、どのような日光を浴び、どのような肥料で育てたか、ということの結実であるのと同じように、人生の果実も、どのように誠実に会社に貢献してきたか、どのように意欲的に仕事をしてきたか、どのようにまわりの人に好影響を与えてきたか、という積み重ねということになるでしょう。
たとえば、松下電器を建て直したN村邦夫氏(会長)、セブン−イレブンを成功させ親会社イトーヨーカ堂の経営で手腕を発揮したS木敏文氏(代表取締役会長兼CEO)、アルバイトから社長にまでなって倒産会社を見事に再建したY野家のA部修仁氏(代表取締役社長)。
さらには、米国のプロクターアンドギャンブル社で初年以上勤め、米本社のカンパニー-パイスプレジデントを務めたはじめての日本人であるW田浩子氏(O役社長)もよく知られています(肩書きは2007年4月現在)。
いまご紹介させていただいた方々は、まだまだ現役ですが、素晴らしいライフアップの時代が待ち受けていることでしょう。
この本を読んでいるみなさんは、すでにスキルアップの時代に突入しています。
積極果敢に仕事に取り組み、充実したライフアップの時代を築けるように頑張ってください。
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